



13年も放置され40年余も経過したホテルコスタビスタ沖縄の建物についても常識的には、再生するよりも取り壊して新しく立て直した方がローコストです。
しかし、沖縄が日本に復帰した頃に建てられ、繁栄した文化的な側面や、壊すことによるコンクリートなどの大量の廃棄物の環境への影響も無視することは出来ません。
そのためEM技術をすべての場に活用することによって、従来の常識では想像もつかないほどの低コストで高品質の建物を再生したのです。時間の経過とともにビル全体の蘇生作用が強化されています。
建築メーカーにはあらかじめEM技術について基本的なことから現場での利用方法をレクチャーしました。改修工事のほぼ全ての工程にEMを使用しています。
ペンキや壁紙を貼る接着剤にEMを入れることにより、ホルムアルデヒドを効果的に抑えることが出来ます。
室内空間のほぼ全ての備品は製造段階でEM処理しています。
通常の測定方法では室内空間のデータを得るため、家具などが無い状態で計測しますが、今回は参考のため家具の設置後に測定しました。なお、家具類は全てEM仕様です。家具を入れた状態にもかかわらず、全て規定値以下で、多くの項目で基準値を下回る結果を得られました。
ガスクロマトグラフィ
| 分析対象物質 | 分析結果 | 指針値 |
|---|---|---|
| トルエン | 0.05PPM | 0.07PPM |
| エチルベンゼン | 0.06PPM | 0.88PPM |
| キシレン | <0.01PPM | 0.20PPM |
| スチレン | <0.01PPM | 0.05PPM |
高速液体クロマトグラフィ
| 分析対象物質 | 分析結果 | 指針値 |
|---|---|---|
| ホルムアルデヒド | 0.06PPM | 0.08PPM |
株式会社トリムとEM研究機構で共同開発した軽量な廃ガラス発泡資材「EMグラスストーン」を使用し、ホテルの屋上で各種ハーブや葉菜類を栽培しています。食材としての用途の他、直射日光によるコンクリートの蓄熱を防ぎ、省エネルギー化にも貢献しています。
ホテルの地下には生ごみをEM肥料と変える「エコ・エディ」を設置し、厨房から出る生ゴミをリサイクルしています。できた肥料はペレット化され、屋上菜園や植栽などに使われています。
ホテル・スパ共に、フロアやトイレなどを全ての清掃にEMを使用。できるかぎり化学洗剤を使わずに清潔な環境を実現しています。
ホテル・スパ、それぞれに合併浄化槽を備え、排水をEM処理しています。処理水はホテル共用トイレの流し水として利用され、再度リサイクルされています。
外構のグリーン(植木類)は、EMボカシなどによって土づくりをしてから植えつけられています。また日々の施肥管理にもEMが活用されています。
厨房から出る天ぷら油を材料として「廃油石鹸」を作ったり、バスのバイオディーゼル燃料としてリサイクルしています。



